4. 決められない悩み
経営判断の正解を探し続けても、決められない
RBTDESIGN
調べても調べても、最後の決断だけができない
新規事業を続けるか、撤退するか。
採用するか、見送るか。
値上げするか、今の価格を維持するか。
数字を確認し、社員の意見を聞き、他社事例も調べている。
それでも、最後にこう思う。
「本当に、これで正しいのだろうか」
判断材料がないわけではない。選択肢も見えている。
それでも決められず、もう少し情報を集めようとしているなら、止まっているのは検討ではありません。
正解の確認です。
決断力がないわけではありません
経営判断を間違えたくないのは、優柔不断だからではありません。
判断によって、売上も、社員も、取引先も動く。
失敗したときに「社長の判断だった」と残ることも分かっている。
だから、決める前に正しさを確定させたくなる。
慎重なのではなく、判断と責任が切り離せないだけです。
経営判断には、事前に確認できる正解がない
経営は、条件の決まった問題ではありません。
市場も、顧客も、競合も、自社の状況も変わります。
他社で成功した方法が、自社でも成功するとは限らない。
十分に考えた判断が、環境変化によって外れることもある。
つまり、経営判断で選べるのは「正解」ではありません。
その時点の目的、事実、優先順位、引き受けられるリスクに照らして、筋が通っている選択です。
しかし、この前提が曖昧なままでは、どの案にも決め手がありません。
正解探しを続けても、次の判断でまた止まる
今回だけ専門家に聞く。
成功事例をもう一つ探す。
詳しい人の意見に従う。
それで決められることはあります。
ただし、自社が何を基準に選んだのかが残らなければ、次の判断でも同じことが起きます。
情報は増える。
意見も増える。
けれど、何を優先する会社なのかが決まっていない。
その状態では、判断のたびに正解を持つ誰かを探すことになります。
あなたが探しているのは、本当に正解でしょうか
いま迷っている選択肢の中に、正解が隠れているのではないかもしれません。
まだ決まっていないのは、選択肢ではなく、何を基準に選ぶのかではないでしょうか。

ここまで読んでいるということは、すでに「決める段階」に来ています。
あとは、
何を基準に決めるか
何を優先するか
をはっきりさせるだけです。
この状態で止まっているのは、判断力の問題ではありません。