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7. RBTDESIGNの思想

経営判断の伴走とは? 決めたことを、現実に合わせて決め直すこと

RBTDESIGN

2026/4/6 03:00

事業では、決めて動いてみないとわからないことがあります。

気軽に利用してもらうためにつくった商品に、思った以上の手間がかかる。ホームページを直そうとしたら、商品の内容から考え直す必要が出てくる。

こうしたときに必要なのは、最初の計画を続けてよいのか、実際に起きたことをもとに考え直すことです。

RBTDESIGNが考える「判断の伴走」は、この見直しを一緒に進める関わり方です。

写真スタジオを営むR社長とのやり取りを例にお話しします。

撮影時間を短くするか、商品の形を変えるか

R社長のスタジオには、短時間で受けられるプロフィール撮影会がありました。

初めてのお客様に、気軽に来てもらうための商品です。

ところが、続けてみると撮影時間が延び、料金と手間が見合わなくなっていました。R社長は、一人ひとりと丁寧に話し、その人らしさを引き出そうとするため、短い時間では終わらなかったのです。

予定した時間で終える方法を考えることもできます。

ただ、その前に確かめたいことがありました。

お客様と深く向き合う時間を短くしても、R社長が届けたい撮影になるのだろうか。

もし、その時間こそがR社長の撮影の大切な部分なら、見直す必要があるのは、撮影の進め方だけではありません。短時間で気軽に利用できる、という商品の形も考え直す必要があります。

「初めてのお客様に来てもらいやすいはず」という判断で始めた商品が、実際の撮影を通して、別の問いを教えてくれたのです。

ホームページの修正を止めた理由

別の日には、ホームページの商品一覧と料金を直し、公開する予定でした。

ところが、内容を確かめていくうちに、R社長が納得できていないことがわかりました。

表現や金額を少し直すだけでは、自信を持って公開できない。何を商品として届けるのか、もっと深いところから考えたい。

そこで、私たちは修正作業をいったん止めました。

予定だけを見れば、その日は進まなかったことになります。

けれど、納得できないまま公開すれば、また商品や料金を変え、ホームページを直すことになるかもしれません。R社長は、以前にも制作のやり直しを経験していました。

このとき先に必要だったのは、ホームページを完成させることよりも、そこに載せる商品を、納得して説明できるようにすることでした。

お客様の目的に戻ると、考える順番が見えた

次の打ち合わせでは、お客様の記録を見ながら、家族写真とプロフィール撮影の違いを確かめました。

家族写真では、家族で過ごす今を、写真にして残したい。

プロフィール撮影では、仕事の場で自分がどのような人かを伝えたい。

同じ写真でも、頼む理由や使い方が違います。必要な撮影の進め方や、料金に含める内容も、それぞれに考える必要がありました。

そこで、ふたつを同時に進めず、まずは家族写真から考えることにしました。

ホームページ全体をどう直すかという大きな話から、家族写真で何を届けるかという、具体的な話に進んだのです。

その過程で、撮影後に写真を一緒に見ながら選ぶ時間に、1時間から1時間半ほどかけていることもわかりました。

私は、それまでその長さを知りませんでした。

撮影後に、それだけの時間をかけて何をしているのか。お客様にとって、その時間にはどんな意味があるのか。

ここを確かめることも、商品の内容や料金を考える材料になります。

伴走する相手がいると、何が変わるのか

仕事を進めていると、目の前の課題に答えようとします。

撮影時間が延びるなら、短くする。ホームページが公開できないなら、早く仕上げる。

もちろん、それで解決することもあります。

ただ、ときには、その課題が「最初に決めたことを見直したほうがよい」という知らせになっていることがあります。

R社長の場合は、短時間の商品が実際の撮影に合っているか、商品が固まる前にホームページを整えようとしていないか、という問いでした。

伴走する相手は、実際に起きていることを一緒に見ながら、こうした問いを出します。

そのうえで、続けること、変えること、今は止めることを整理する。最後に何を選ぶかは、社長自身が決めます。

一緒に見直す相手がいることで、うまくいかなかった出来事を、次に何を変えるかという具体的な判断につなげやすくなります。

私の見方や伝え方も、修正する

この関わり方では、支援する側の考えも見直す必要があります。

私が記録を読んで立てた仮説でも、R社長から「少し違う」と返ってくることがあります。その違和感を聞くことで、私が十分に理解できていなかったことが見えてきます。

伝え方を反省したこともありました。

以前、R社長から「間違っていたらちゃんと止めてほしい」と言われていたため、料金の考え方について、強く否定したことがあります。

そのとき、R社長は少し不快そうに見えました。実際にどう感じたのかは、確認できていませんが…。

ただ、R社長は対話を重ねる中で考えを言葉にしていく方です。強い断定が、その流れを止めた可能性はあります。

私は、この伝え方を基本にしないと決めました。こちらの意見を伝えることと、相手が考えを出せること。その両方が必要です。

このように、伴走する側も、相手の反応を受けて関わり方を修正していきます。

完成していなくても、次に決めることは明確にできる

R社長の商品と料金の見直しは、まだ途中です。ホームページの見せ方も、これから考えることが残っています。

ただ、今は家族写真について、お客様が何を得られるのか、どこまでを基本料金に含めるのかを考えています。

何が決まり、何がまだ決まっていないかも、R社長自身の言葉で話せるようになっています。

すべてが解決したわけではありません。それでも、次に何を確かめ、何を決めるかは見えてきました。

判断の伴走では、このように、実際に起きたことを受けて、進む方向や順番を調整していきます。

最近決めたことを、ひとつ振り返ってみる

この数か月で、決めて実行したことをひとつ思い浮かべてみてください。

やってみて、予想と違ったことは何でしょうか。その違いを受けて、変えたほうがよいことはないでしょうか。

一度決めたことでも、実際に起きたことを見て決め直してよい。

その見直しを、一人で抱えずに進められること。それが、RBTDESIGNが考える判断の伴走です。


→ RBTDESIGNの支援について(公式サイト)

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