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8.UNLOCK MODEL

MODEL009 ある建材流通業の迷い|新規事業が決めきれない理由

UNLOCK

2026/4/29 03:00

順調に見える事業でも、なぜか次の一手だけが決まらないことがあります。

方向性は見えている。選択肢もある。それでも、最後の判断で止まってしまう。

なぜ、この状態が起きるのでしょうか?

現状の整理

  • 岐阜県の木材・建材流通業者(創業50年)

  • 主顧客は地域の工務店

  • 木材・建材販売+プレカットCADによる技術提供が強み

  • 地域密着で事業展開

  • エンドユーザーへの情報発信やデジタルマーケティングに取り組み中

  • 商品差別化が難しく価格競争に陥りやすい構造

  • 新規事業(非住宅木造化・気密測定)を検討中

  • 事業開発・マーケティング知見不足

  • ターゲット設定・販路戦略が未整理

なぜ進まないのか?

ある岐阜県の木材・建材流通業の企業は、50年続く事業基盤を持ちながら、新規事業に踏み出せずにいました。

既存事業は安定しています。しかし、商品差別化が難しく、価格競争に巻き込まれる構造からは抜け出せていません。その打開策として、「非住宅の木造化」と「気密測定」という2つの新規事業を検討しています。

ここまでは、正しい思考です。ただ、問題はここからです。

  • ターゲットが決めきれない

  • どちらの事業を優先すべきか判断できない

  • マーケティング施策も思いつくが一貫しない

  • 「ちゃんと考えているのに、決まらない」

まさにLOCK状態です。

RBTDESIGNの見立て

この企業の止まりは、能力不足ではありません。構造の問題です。

まず、混ざりが起きていました。

「地域貢献」「売上拡大」「既存顧客との関係維持」「新規顧客開拓」

これらが同じテーブルに置かれ、比較不能な状態になっていました。

次に、粒度が揃っていません。

「非住宅木造化(数千万円規模の事業)」と

「気密測定(営業フック・単発サービス)」が同列で語られています。

この時点で、判断はできません。

そして最後に、軸がありません。

「何を優先する会社なのか」

ここが決まっていないため、すべてが正しく見え、結果として何も決まらない状態でした。

UNLOCKのアプローチはシンプルです。

  • 混ざりを分ける。

  • 粒度を揃える。

  • 軸を決める。

この3つだけです。

次の一手

結論は明確です。

「非住宅木造化」を主軸に据え、「気密測定」は営業フックとして従属させる。

理由はシンプルです。非住宅木造化は

  • 売上インパクトが大きい(構造を変える力がある)

  • 既存の工務店ネットワークを活用できる

  • 中長期の差別化につながる

一方で、気密測定は単体では事業になりにくいですが、「入口」としては非常に優秀です。

ここを主従関係で整理することで、はじめて戦略が一本通ります。

最後に

ここで、あなたにも問いを置きます。

今のあなたの状態はどれですか?

  1. やりたいことが多すぎて決められない(混ざり)

  2. 何から手をつければいいか分からない(粒度)

  3. 優先順位の基準がない(軸)

1つ選んでください。

選んだら、次にやることは1つだけです。

「その1つに対して、何を決めるか」を決めてください。

もし選べないなら、それがLOCKです。

その状態をそのままにすると、次の一手は一生決まりません。

無料診断では、その止まりがどこにあるかだけを特定します。


※注釈:LOCKとは「判断が止まっている状態」です。UNLOCKとは「混ざり・粒度不一致・軸不在を取り除き、判断できる状態に戻す行為」です。

本記事は、RBTDESIGNの実際の支援事例ではありません。公開されていた事業相談をもとに、企業が特定されないよう一部情報を変更し、RBTDESIGNのUNLOCKがどのように事業の「判断の詰まり」を見立てていくのかを、具体的に理解していただくためのモデルとして構成しています。