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8.UNLOCK MODEL

MODEL012 あるクリエイティブ業の憂鬱|やりたいことが多すぎて、次の一手が決まらない

UNLOCK

2026/6/7 03:00

「方向性は間違っていないと思うんです。でも、何から固めればいいのか分からない…。」

地方で挑戦を続ける若い経営者ほど、こうした状態に入ることがあります。

今回の企業もそうでした。

山形県に拠点を置くクリエイティブ会社。企画力とスピード感を武器に、地域プロジェクトやブランド支援など多様な仕事を展開しています。

地域活性化への想いも強い。海外展開も視野に入れている。仲間も若く、行動力もある。しかし、事業が広がるほど、“何を優先すべきか”が見えなくなっていました。

  • 地域を盛り上げたい

  • 海外にも出たい

  • 固定収益をつくりたい

  • 売上も伸ばしたい

  • 仲間も増やしたい

  • 新しい企画もやりたい

どれも間違っていません。むしろ全部必要です。ただ、問題は「全部を同じ場所で考えていたこと」でした。

なぜ考えているのに進まないのか?

この状態になると、会議は増えます。アイデアも出ます。未来の話も盛り上がる。可能性も感じる。でも、最後だけ決まらない。

なぜなら、“話の種類”が混ざっているからです。

例えば、

  • 「海外展開」は戦略の話

  • 「固定収益」は収益構造の話

  • 「地域活性化」は思想の話

  • 「売上拡大」は結果の話

  • 「市場調査」は手段の話

本来、並べて比較できないものを、同じテーブルで考えていたのです。すると、全部大事に見える。

結果として、「どれも捨てられない状態」に入ります。

これは能力不足ではありません。

LOCKです。

RBTDESIGNの見立て

この会社の本当の問題は、「戦略不足」ではありませんでした。もっと手前です。

“この会社は何で伸びる会社なのか”が、まだ固定されていなかったのです。

  • 地域創生会社なのか

  • クリエイティブ会社なのか

  • プロデュース会社なのか

  • ブランド会社なのか

  • コミュニティ形成会社なのか

実は、ここが未固定でした。

さらに、「夢」「収益」「地域貢献」「やりたいこと」「現実」「役割」。

これらも頭の中で混在していました。

そこで、まず行ったのはUNLOCKです。

混ざっているものを分ける。

大小バラバラの話を揃える。

そして、「何を基準に判断する会社なのか」を固定する。

すると、ようやく比較可能状態になります。

次の一手

この会社に必要だった次の一手はシンプルでした。

「まず、“何で持続的に利益を出す会社なのか”を決める」

地域活性化も海外展開も、その後です。順番を逆にすると、思想だけが膨らみ、事業基盤が曖昧なまま疲弊します。

逆に、収益構造が固定されると、地域への挑戦も海外展開も“続けられる挑戦”になります。

最後に

もし今、

  • やりたいことは多いのに進まない

  • 全部大事に見えて決められない

  • 会議しても方向性が定まらない

なら、次の3つのうち、どこで止まっているか考えてみてください。

  • 「やりたいこと」が混ざっている

  • 話の大小が揃っていない

  • 判断基準が固定されていない

まず1つ選んでください。

そして、その1つだけを先に整理してください。全部同時に解こうとすると、会社は止まります。

もし、どれを選べばいいか決められないなら、それ自体がLOCKです。

RBTDESIGNでは、事業が止まっている原因を構造レベルで特定する無料診断を行っています。


※注釈
LOCK=判断が止まっている状態。
UNLOCK=混ざり・粒度不一致・軸不在を整理し、判断可能状態に戻すこと。

本記事は、RBTDESIGNの実際の支援事例ではありません。公開されていた事業相談をもとに、企業が特定されないよう一部情報を変更し、RBTDESIGNのUNLOCKがどのように事業の「判断の詰まり」を見立てていくのかを、具体的に理解していただくためのモデルとして構成しています。