8.UNLOCK MODEL
MODEL018 ある建設業の憂鬱|順調なのに次の未来が決まらない
UNLOCK
なぜ順調な会社ほど迷うのか?
ある福井県の建設会社の社長は悩んでいました。
住宅事業は順調です。社員も定着し、職場の雰囲気も良い。地域からの信頼もあります。しかし、ふと10年後を考えた時に手が止まりました。
「事業承継はどうするのか。」
「住宅以外の事業を伸ばすべきなのか。」
「以前から考えていた職人育成学校は本当にやるべきなのか。」
どれも大切に思える一方で、何から考えれば良いのか分からない。考えていないわけではありません。むしろ毎日のように考えています。
それでも次の一手が決まらない状態でした。
RBTDESIGNの見立て
最初に見えたのは「事業承継」「新規事業」「人材育成」が同じテーブルで語られていたことでした。
事業承継は経営の話です。非住宅事業は成長戦略の話です。職人育成学校は社会的な構想の話です。
本来は比較できないものが混ざっていました。
そこでまず混ざりを解除しました。
次に、それぞれを時間軸で整理しました。今年決めること。3年以内に考えること。10年後を見据えること。粒度を揃えることで議論が前に進み始めます。
最後に軸を固定しました。「会社を大きくすること」が目的なのか。「地域に必要な仕組みを残すこと」が目的なのか。
対話を重ねる中で見えてきたのは、社長が本当に実現したいのは売上拡大ではなく、建築業界で楽しく働ける人を増やすことでした。
軸が決まった瞬間、景色が変わります。事業承継も、非住宅事業も、職人育成学校も、その目的を実現するための手段として見えるようになったのです。
次の一手
まず最初にすることは
「職人育成学校を実現するために必要な条件」を整理する。
最終的に実現したい未来が見えているなら、その未来から逆算して今の事業を設計した方が判断しやすくなるからです。
学校が目的なら、非住宅事業も事業承継も必要条件として位置付けられます。
最後に
もし今、あなたが事業について考えているなら、次の3つのうちどれに近いでしょうか。
やりたいことが多すぎて決められない
やることはあるが順番が決められない
判断基準がなく優先順位が決められない
まず1つ選んでください。
次に、その状態を解消するための行動を1つだけ決めてください。
もし決められないなら、それがLOCKです。
無料診断では、どこで判断が止まっているのかを特定するところから始めています。
※LOCKとは「判断が止まっている状態」のこと。
本記事は、RBTDESIGNの実際の支援事例ではありません。公開されていた事業相談をもとに、企業が特定されないよう一部情報を変更し、RBTDESIGNのUNLOCKがどのように事業の「判断の詰まり」を見立てていくのかを、具体的に理解していただくためのモデルとして構成しています。