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3. 構造が見えない悩み

戦略を言葉にできないのは、表現力の問題ですか

RBTDESIGN

2026/7/20 03:00

戦略について話すたび、言うことが変わる

「うちの戦略は何ですか」と聞かれると、説明が長くなりませんか。

新規顧客を増やす。

Webを強化する。

新商品をつくる。

既存顧客との関係を深める。

どれも間違いではありません。

ただ、話す相手や場面によって内容が変わり、結局、自社が何を目指している会社なのかが伝わらない。

社内でも、営業、商品開発、広報が、それぞれ別の方向へ進んでいる。

戦略を言葉にできない会社では、このような状態が起きています。

言葉にする能力が低いわけではありません

うまく説明できないと、「私の考えがまとまっていない」「言語化が苦手なのだ」と感じるかもしれません。

しかし、問題は表現力ではありません。

戦略として話そうとしている内容の中に、目標、施策、強み、理念、顧客の要望が混ざっています。

決まっていないものを、分かりやすい文章にすることはできません。

言葉が出てこないのではなく、まだ選択が終わっていないのです。

戦略は、立つ場所を決めること

戦略には、その上位にある問いがあります。

誰に、どのような価値を、なぜ提供するのか。

そのうえで、競合や他の選択肢に対して、どの位置を取るのかを決めます。

何によって選ばれるのか。

どの違いを強くするのか。

どの顧客を優先するのか。

何をやらないのか。

戦略とは、できることを並べる作業ではありません。

限られた資源を、どこへ集中させるかを決める作業です。

曖昧なままでは、施策だけが増えていく

立つ場所が決まっていなければ、

  • SNSも必要に見える

  • 展示会も必要に見える

  • 新商品も、値下げも、営業強化も必要に見える。

判断する基準がないため、目の前の提案や要望を断れません。

その結果、施策は増えますが、自社の違いは薄くなります。

戦略会議を開くたびに、新しい方針が加わり、以前の方針が消えていく。

何もしていないのではありません。

選ばないまま、動き続けているのです。

まだ決めていないのは、どこでしょうか

誰に届けるのか。

どの価値で選ばれるのか。

競合や代替手段に対して、自社はどこに立つのか。

その位置を守るために、何を捨てるのか。

戦略を言葉にできないとき、曖昧なのは文章ではありません。

今、まだ選び切れていないことはなんですか。


ここまで整理しても進まない場合、問題は「考え方」ではなく構造にあります。

  • 全体と部分がつながっていない

  • 判断する順番が決まっていない

この状態では、何を足しても前に進みません。

一度すべてを整理して、「次にやること」を1つに決める必要があります。

👉 頭の中を整理して次の一手を決めたい方はこちら

他の整理パターンはこちら

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