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7. RBTDESIGNの思想

BLUEPRINTとは

RBTDESIGN

2026/4/1 03:00

BLUEPRINTは、事業の正解を描いた計画書ではありません。

完成形を示す図でも、ゴールを保証するものでもありません。

一枚に残すのは、この3つです。

何を決めたか。なぜそう決めたか。何がまだ決まっていないか。

「なぜ」がないと、一年後に困る

決めたことだけを残しても、あまり役に立ちません。

「今後はAという顧客を中心に営業する」

これだけが残っていると、三年後に市場が変わったとき、続けるべきか変えるべきかの判断ができません。

でも、なぜAを選んだのかが残っていれば、考え直せます。

自社の技術が最も価値になる顧客だから。 長期的な関係をつくりやすいから。 価格ではなく品質で選ばれる市場だから。

理由が残っていれば、「今もその条件は変わっていないか」を確認できます。

答えは、状況が変われば使えなくなります。 理由の方が、ずっと長く使えます。

「まだ決まっていない」も、書く

これがBLUEPRINTの特徴かもしれません。

未決のまま残す欄があります。

完成した資料なら、空欄は不備です。でもBLUEPRINTでは、そこが次に考えるべき場所を示しています。

3か月ですべてが決まることはありません。 決まったことと、まだ決まっていないことを両方書いておく。そうすると、次に何から手をつけるかが分かります。

未完成であることを、隠さない一枚です。

判断と判断を、「だから」でつなぐ

BLUEPRINTには、もうひとつ役割があります。

決めたことを、バラバラのまま置いておかないことです。

誰にどんな価値を届けるのかが決まれば、次の判断が変わります。どんな商品にするのか。どの市場を選ぶのか。どう利益を生むのか。どう届けるのか。どう現場で回すのか。

だから、判断と判断を「だから」でつなぎます。

つないでみると、切れている場所が見つかります。 高付加価値で売りたいはずなのに、営業は安さを説明している。長く付き合える顧客を増やしたいのに、広告は短期の値引きを訴求している。

ひとつずつ見れば間違っていなくても、理由がつながっていないと、事業として力が出ません。

BLUEPRINTは、そのつながりを一枚で確認するためのものです。

いつ、どこから見るのか

BLUEPRINTを使う場面は、主に三つあります。

判断に迷ったとき

新しい案件を受けるか。新商品を出すか。ある事業をやめるか。そのとき、答えではなく、決めた理由に戻ります。

社内に説明するとき

社長の頭の中にある基準を、社員が「社長ならどうするだろう」と推測するのではなく、「この会社は、この基準ならこちらを選ぶ」と考えられる形にしておきます。

実行に移すとき

Web、ブランディング、商品づくり。何をどう形にするかを考えるとき、判断まで戻れます。判断と表現がずれないのは、間に一枚あるからです。

書き換えていいものです

判断基準は、法律のように固定するものではありません。

創業期には「まず生き残ること」が最優先だった会社が、成長すると「どんな会社として残るのか」を重視するようになるかもしれません。 市場環境が大きく変われば、以前は大切だった基準が合わなくなることもあります。

だから、BLUEPRINTは書き換える前提です。

重要なのは、基準を変えないことではありません。 今、何を基準に判断しているかを自覚していることです。

書き換えるときも、前に何をなぜ決めたかが残っていれば、どこが変わったのかが分かります。

3か月後に、手元に残るもの

RBTDESIGNの3か月伴走支援では、対話を重ねながらBLUEPRINTをつくっていきます。

最初から決まった工程を進むのではありません。事業を見立て、必要なら判断の止まりをほどき、方向が決まればそれを事業全体へつないでいく。行き来しながら進めます。

3か月が終わると、契約も終わります。 その後はBLUEPRINTをもとに、自社で進めていただくのが基本です。

だから、手元に残るものが重要になります。

答えではなく、答えを生んだ理由。 決まったことと、まだ決まっていないこと。 そして、それらのつながり。

答えに戻るのではなく、判断した理由に戻る。

経営者が、次も決められる。だから、事業は進む。

そのための一枚です。


👉 次の記事:判断を設計するとは

なぜこのやり方なのかを、もう少し説明します。